Sponsored Link

2004年06月06日

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男
マイケル・ルイス (著), 中山 宥 (翻訳) 1680円

メジャーリーグの貧乏球団がどうやって戦っているのか?従来の定石と考えられてきた選手の成績の数字、戦略を新しい視点から考え直し実行したらあってました、というはなしです。

攻撃の数字の場合、本塁打数、打率、打点、盗塁数が重要視されてきたが、過去のデータを分析すると出塁数(四球等)+長打率の方が大切。

守り(投手)の数字の場合、防御率、セーブ数は必要じゃなく、与四球数、奪三振数、被長打率が大切。守備の選手のエラー率はあまり重要じゃない。

攻撃の防御も責任の範囲が明確になる部分だけを重要視しています。私も昔から、ヒットを打ったとしても選手が出塁しているかどうかで打点の数字が変わってくる。偶然の要素が強い数字を重要視しているが意味あるのか?と感じていました。

投手についても球界のトップと考えられている投手グループは被安打数は毎年ばらつきがある。毎年実力が上がったり下がったりしているとは考えにくい。防御率というのは運の要素が強いのではないか?という考えをしています。

アスレチックスというチームが本書の主役となっているのですが、従来の野球理論を覆す戦略のために抵抗は強いようです。基本的な戦い方は、四球で出塁して長打で点を入れるというもので、ダイナミックでいかにもアメリカ的なんですが、そのアメリカでも受け入れられてないのはちょっと不思議です。徐々に受け入れられてはいますが。

アメリカ以上に送りバント、犠牲フライが重要視されている日本の球界では本書の理論はまず受け入れられないだろうなあ。野球好きは絶対に読みましょう。

Posted by kaionji at 2004年06月06日 11:10 | [ Book ]
Comments